以下の方にお勧めの記事です
- タコメーターを取り付けたが、パルス信号を拾えない
- パルスコードに信号線を巻き付けても信号が拾えない
- イグニッションコイルのマイナス側に接続もしてみたが、やはり信号が拾えない
タコメーターの設置はバイクのメジャーなカスタムですが、一部の車両ではイグニッションコイル(コード)からパルス信号が拾えないことがあります。私のバイクもそうでした。
そこで、そういったバイクの見分け方と対処方法について説明します。
パルス信号を拾えないバイクの見分け方
バイクでは、スパークプラグに点火するためにCDIからパルス信号を送っています。
このパルス信号を検出し、回転数を表示するのがタコメーターです。
しかし、一部のバイクはイグニッションコイルにマイナスパルス点火を採用しており、そのままではパルス信号を拾うことができません。
マイナスパルス点火の見分け方は、
「点火コイルに1本(プラス線)しか配線が接続されておらず、マイナス側がボディアースされているバイクです」
https://www.partsonline.jp/parts/detail/electricParts.pl?id=10692
(PROTEC製タコメータ TVM-01 の製品HP)
車種は、”SR400やセロー、KLX、D-トラッカー”が該当するそうです。加えてバーディ90(BD-43A)も確認できています。
では、マイナスパルス点火の車両へのタコメーター取り付けにはどうすればいいでしょうか。
マイナスパルス点火の車両には別途「パルスジェネレータ」が必要
マイナスパルス点火の車両には、「パルスジェネレータ」を取り付けることでパルス信号が拾えることがあります。一般的には、以下のような動作の保証された同メーカーのタコメーターとパルスジェネレータの組み合わせを使うのが確実だと思います。
私の調べたところでは、以下のデイトナとプロテックの二社がパルスジェネレータを販売しているようです。
↓デイトナ社製 パルジェネレータとタコメーター
↓プロテック社製 パルスジェネレータとタコメーター
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ちなみにですが、すでに「タコメーターは買ってるから買いなおすのはもったいない」という方も多いと思います(私もそうでした)。その場合、まずはパルスジェネレータだけ買ってタコメータに配線してみるのがよいと思います。おそらく、うまく信号線をとりつければ動作するのではないかと思います。
パルスジェネレータの取り付け方
パルスジェネレータは、一般的に以下の四本の配線が必要です。
パルス信号線とは別に、別途電源ラインを用意する必要があります。
- +電源ライン
- ー電源ライン
- 増幅された信号をタコメータに送るパルス入力線
- パルスを拾う信号線
パルスジェネレータの役割と注意点
パルスジェネレータは、一種の信号増幅器のように作用するため、タコメータに負担をかけて不具合が起きるリスクがあります。そのため、パルスジェネレータの取扱説明書に記載されている注意点に従ってとりつけるようにしましょう。
また、信号線のプラグコードへの取付は、(正規のパルスジェネレータとタコメータの組み合わせではなかったためかもしれませんが)調整が難しかったです。信号線を添わせる長さが長すぎると過剰検出し、短すぎると過少検出になります。場合によっては、信号線を添わせる長さだけでなく、信号線との距離も調整したほうが調整がやりやすいかもしれません。
参考文献
葛の葉っぱさん
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