木製まな板(自作)と木製の皿にカビが生えてきたので、対策します。
まずはカビを削って、その上に防カビ処理をします。
ただ、一般的な防カビ塗料だと食品に付着して口に入るのが怖いので、自然原料100%の柿渋を使ってみることにします(いわゆる下記の渋み成分を抽出したものらしい)。
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カビの確認と削り
まずは、カビのチェックです。皿は裏面と表のふちのところにカビが発生しています。
まな板は下の端の部分がかびています。カビは木の内部まで広がっていくため、今のうちに削っておきます。
削りは、紙やすりと、ナイフを使います。
紙やすりは50~100番くらいで粗削りして、240番で仕上げました。
ナイフは、カビの多い個所をまとめて削るのに便利です。
ナイフは、別にカッターでも何でもよいのですが、私は好みで肥後守を使っています(青紙シリーズはさびやすい反面、切れ味は抜群で木工には最適です。あとシンプルな構造と真鍮製というのが男心をくすぐります、好みの問題ですが笑)。
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肥後守 青紙割込 真鍮鞘 大
以下は削った後の写真です。大まかにはカビがとれました。
ただ皿の底面のカビは、木の繊維に沿って深部にまで伸びており、削り切れませんでした。まあ底面は食品に触れない部分なので、良しとしましょう。
柿渋塗装
かびは削ったので、次に本命の柿渋塗装を始めます。
刷毛でべたべた塗っていきます。この塗料は上に乗せるというより、木に染み込ませる感じなので、ムラができても大丈夫だと思います(どのみち後で洗うので)。
以下は2度塗りした後の画像です。多少ムラはできてますが、柿渋で色が濃くなっています。
このあと乾燥させ、水洗いしたら完了です。
水洗いはブラシでごしごしやります。
食器として使うので、簡単に落ちる状態の塗装が残っていると、柿渋が食品にくっつきます(残ったとしても、多分苦いくらいの話かもしれませんが)。
水洗い後に、乾燥させたのが下の写真。
皿のカビは目立たなくなり、木に染み込んだ柿渋の色で風格も出た感じです。
まな板も削った部分に柿渋が浸透し、色が馴染んでいます。
柿渋の防カビ作用に期待して、これからも大事に使っていこうと思います。
*作業が終わったころ、ふと思ったのですが、そもそも防カビ処理を頑張るより、洗った後に(面倒がらずに)乾いたタオルで拭いて乾燥させることのほうが大事かも、と今更ながらに気づきました笑。
これからは、洗った後にきちんとタオルで拭くようにしようと思います。
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